Air Video HD

iPadで動画をストリーミング再生する方策あれこれ

自分の場合、iTunesライブラリはかならずDドライブに格納していることにしているのですが、最近そろそろDドライブの空き容量が厳しくなってきました。そこで、最近あまり観ていない上に容量を圧迫しまくりの古い動画をすべて移動してしまおう、ということに。次期統計から再生数などをカウントするのも止めることにして、もっとフリーダムに取り扱うことにしました。

そもそも現行の、iTunesで動画ライブラリを管理し、観たい動画にあらかじめチェックを付けてから同期する、という管理方法はあまりにも手間がかかりすぎる。自分があまり動画を観なくなってしまった原因はこれなんじゃないかというくらい面倒です。
かといって同期の要らないホームシェアリングは自宅無線LANの届く範囲でしか使えないため使いどころが非常に限られるし、そもそもフォルダという概念のない純正ビデオアプリがあまり好きじゃない。でも、せっかくiPad Airを買ったんだから動画というものを楽しむ土壌は整えて置きたいなー、などと思い、何か良い方法はないのかといろいろ模索していました。

◆オンラインストレージサービスを使う

自分はBox.netで50GBのフリーアカウントを持っていたので、これに動画をアップロードすればPCのスペースも圧迫せずに動画をストリーミング再生できる! 最強! と思ったのがそもそも動画ストリーミング環境を変えようと思った直接のきっかけでした。Box.netは1ファイル100MBまでという制限があるのですが、Box SyncというWindows向けアプリを通してファイルシンクした場合は容量に関係なくアップロードできます。
最初はこれで26GBほどある動画を地道にアップロードしていたのですが、途中からアップロード制限にかかってしまったのか同期が上手くいかなくなってしまいました。そもそも、このエラーがなくてもBox.netは速度が遅すぎて実用レベルではないような気が……。もっと何かいいクラウドストレージサービスはないのか。

先に動画ストリーミング環境について書いているブロガーさんの中にはNドライブbitcasaを挙げている方がいらっしゃいましたが、Nドライブは2014年01月時点でサービス終了していました。bitcasaは課金すれば容量無制限という魅力はあるものの、無料の範囲では5GBに留まっており、動画保管庫として使うにはちょっとスペースが狭い。かといってたまにしか観ない動画の保管に月1,000円近く払うのも……。
Nドライブに限らず、他のクラウドサービスも今改めて見てみたらサービス終了していた、というケースが多々ありました。こういうサービスはやっぱりサーバー維持費がバカにならないんでしょうか。今のところ無料の範囲では15GBのGoogleドライブがもっとも大きいみたいですが、これでは動画は全部入りません。

とりあえず、クラウドストレージに全部アップロードして、観たい動画だけストリーミング再生するという方法は現状(無料の範囲では)あまり良いサービスは存在しないという結論に至りました。

◆PCからストリーミング再生する

そんな風に右往左往していると、Younityというサービスがあることを知りました。これはクラウドストレージサービスではなく、iTunesのホームシェアリングと同じように自宅のPCから直接ストリーミングするというアプリ。要するに、PCを動画ストリーミング専用のサーバーにできるというものです。iTunesホームシェアリングと違って外出先からもアクセスすることができます。これはまさに理想のアプリ! 最強! ということで喜び勇んでダウンロードしてみたのですが、Windows版サーバーアプリのインストーラーにバグがあるらしく、インストールの段階でエラーが発生。無視して続けるとサインアップどころか設定画面も開けず、アンインストールもできないという事態に陥ってしまいました。
フォーラムを見ると英語圏のユーザーからも同様のエラー報告が上がっているようなので、そのうち修正されるだろうとは思いますが、現状はどうしようもないのでこのアプリも諦めることに。ちなみに類似サービスにQuik.ioというものもあったみたいですが現在はサービス終了している模様。

最終的にAir Video HDという同様のサーバーアプリ、さらに明らかにそのパクリっぽいサービスのAir Playitというサービスに行き着きました。Air Video HDは300円の有料アプリでiOS/Windows/Macのみ対応であるのに対して、Air Playitは無料の上Androidにも対応するものの、iOSアプリは2012年03月から更新が止まっておりiOS7環境では挙動不安定との声も。
実際に両方のアプリで同じファイルの再生を試みたところ、Air Playitは再生開始までに10秒近くのラグがある上に、バッファ処理がまったく追いついていないのかまともに観れたものではありませんでした。
一方Air Video HDは10分ほど視聴した限りラグはまったく起こらず、画質もフルHDほどではないとはいえiPadで観るには十分な画質で快適に視聴できました。参考までに再生環境は次の通り。

・サーバー:Air Video HD Ver.1.0.11 / Windows Vista SP2 / Mobile AMD Sempron 3(1.6GHz) / 2GB RAM
・ソース :Video H.264/AVC High 3.1 1,292kbps 1,280x720px / Audio Stereo-AAC 188kbps
・再生環境:iPad Air (2013)

HD程度のH.264フォーマットであればこんな八年前のノートPCでも軽快に動くみたいです。ただし、iPadが再生不可能なコーデックは再生時にサーバー側で再エンコードがかかる仕組みになっているので、そういった場合にはサーバー側がかなり高スペックでないと厳しいかもしれません。

そんなわけでiPadで動画を観るのは、PCにソースを置いておきAir Video HDでストリーミング再生するのが今のところ一番快適っぽいです。ちなみに音楽の場合は、CloudBeatsというアプリを使って各種クラウドストレージからストリーミング再生するという方法があります。動画と違って1ファイル当たりの容量が小さいため、こっちはBox.netでも全然よさそうですね。
ただ、言うまでも無いですがクラウドストレージに動画や音楽をアップロードするという行為は、そのファイルへの共有リンクを第三者に公開した時点で違法となってしまうので取り扱いには要注意です。
というより、2012年改正著作権法施行後に入手した著作物に関しては、上記方法どれを取ってもおそらく違法になってしまいます。なので、この方法はそれ以前に手に入れた録画データ等にしか使えません。

今はリッピング違法化とかなんとかで動画を自由に楽しめるような時代ではないので、あれこれと動画環境を試行錯誤するよりも素直に動画配信サイト等に頼っているのが無難なのかもしれません。

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